父の囲炉裏テーブルをご愛用いただいている方から、時々お問い合わせをいただくのですが、
父が亡くなった今、大変申し訳ありませんがメンテナンスはお断りさせていただいております。
ですが、長くご愛用いただくためにも、塗装や鉄板のメンテナンスについて記載させていただきます。
<塗装編>
塗装は父独自の調合で行っていたため、特にサイドの耳(皮)の部分については同じ方法はありません。
ですが、表面は、うすーいウレタン塗装が多かったようです。
もしご近所に木工職人さんがいらっしゃれば、ご相談されるのも手かと思います。
<鉄板編>
ご家庭でもできる鉄板のメンテナンス方法をご紹介します。
以下の手順は、そんなに頻繁にするものではなく、錆が激しくなったり、黒い塗装が剥げてしまった際の処理となります。
【作業手順】
1.機械油(呉工業のCRC-556) を吹きかけて、スチールタワシ(ボンスターかワイヤーブラシなど)でこすって錆を取ります。
2.可能な限り錆をとってから、アルコールなどでしっかり脱脂します。
3.鉄用の黒染液を、筆や布に含ませて塗布します。
すぐに黒く反応しますので余分な液を拭き取ります。(あまり黒くならない場合はドライヤーで鉄自体を温めると反応が強くなります)
4.そのままの状態ですと四三酸化鉄という赤錆の兄弟みたいな状態なのですが、放っておくとそのうち赤錆に置きかわってきますので、先に使用したCRC-556を錆止めとしてティッシュにつけて軽く表面を塗布してください。
以上で完了です。
【使用する商品】
●機械油(呉工業のCRC-556)
●鉄用の黒染液