馬場健二は2015年11月2日に他界いたしました。
生前中は父が皆様にお世話になりまして、誠にありがとうございました。
このサイトのTOPにある写真は、木工作家であった父の代表作・三角いろりです。
超高齢社会となった日本において、座卓ではなく、椅子に座って使えるテーブルとして木や火のぬくもりに日々の生活で触れられるように。
また三角形にすることで、テーブルを囲むお互いの顔を見ながら、会話が別れてしまうことなく同じ時を楽しむことができるように。
そんな想いを込めて作っていました。
このような作品を作る上で大切になるのが、”良い木”を使うことでした。
”良い木”とは、見た目が良いだけでなく、乾燥されて狂いが出にくいことです。
そのために父は30代から全国の材木を一つ一つ厳選し、買い集めていました。
そして今、20〜30年間しっかりと乾燥された材木が、今となっては手に入れることさえ困難と言われるような材木が、残念ながら使い切れずに残っています。
中には乾燥中に歪みが出てきてしまったもの、少し虫に食われてしまったもの、割れが入ってしまったもの、一部は作品に使ってしまった端材もありますが、十分使えるものが沢山あります。
こんな材木をせっかくなら大切に使ってくださる方々にお譲りしたいと思い、このサイトを立ち上げました。
これから少しずつ材木をオンラインショップにアップしていく予定です。
テーブルやカウンターにはもちろん、DIYのためでも、ご趣味の彫り物のためでも、アートな作品作りのためでも、お庭のベンチのためでも、用途は様々使えるものがあります。
個人宅にも店舗や会社にも使えます。
詳しく知りたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
info@kenjiwood.com
馬場愛子
1998年に 囲炉裏テーブルを注文し、作っていただき、菊名の家で、その後
引っ越した 青葉台で、そして 2012年からは、ドイツのベルリンで老後を送る大移動にも 携えて持って来て、今も 大事に使わせて頂いてます。
最近 身の廻りの整理をしていて、古い 領収書を見つけ、懐かしく思い出し、馬場健二、で 探してみたら、故、となっていて、びっくりし 悲しく思っています。
まだまだ 良い作品を 作り続けていらっしゃりたかったでしょうに。
ご冥福をお祈りします。 奥様に よろしくお伝えください。